伝承されている創建は神武天皇2年(紀元前659年)というから、2000年以上も前から人々の信仰を集め続けている、由緒正しき石切劔箭(つるぎや)神社。
でんぼ(腫れ物)の神さんとして多くの人に親しまれている、その石切神社を電車で訪れるには、近鉄奈良線の石切駅か、近鉄けいはんな線の新石切駅が最寄り駅だ。
100年以上も前の、1914(大正3)年に設置された石切駅からの道沿いは、古くから辻占いのほかに、飲食店やみやげ物屋が軒を並べていて、急な坂道にも関わらず割りと活気のある参道になっている。
それに比べ1986(昭和61)年に開業の、比較的まだ新しい新石切駅の周辺はあまり開けておらず、飲んだり食べたりするのにも選択肢が実に少ない。
そんな飲食店不毛のエリアにあって、オアシスとも思えるのが「立呑み処 居酒屋 一心」だ。
窓がない壁に曇りガラス戸が一枚、中の様子がまったく見えないので、一見さんにはかなりハードルが高い店構えだ。
店内は思ったより広くて、10人ぐらいは周りを囲めるテーブルが4卓ある。
基本は立ち飲みなんだけど、場所によっては軽く腰かけられるよう、鉄製のパイプが設置されてるので長居もOKだ。
アテの種類は結構あるし、なんと言っても生ビールが安い。

その日のオススメはホワイトボードに書いてある。

まずはその生ビール。
昔ながらの中ジョッキの大きさはないが、昨今よく見るグラスかと思うようなスリムなジョッキでもない。
泡の比率が多いのは、値段を考えたらご愛嬌…(笑)
では、いただきます。
タル生中ジョッキ 190円(税抜き)
ブリの仲間のカンパチ。
関西では60cmに満たない幼魚はシオと呼んでいる。
よく締まった身には、ちょうど良い加減の脂も乗っていて旨い。
カンパチ造り 300円(税抜き)
いつものことだが、ビールがススム。

枝豆もつまんでみる。
当たり前だけどビールによく合う。
枝豆 180円(税抜き)
シンプルな味付けのモヤシ炒めは、ボリュームはあるし、豚肉まで入っていてすごくイイ。
もやし炒め 280円(税抜き)
もう一杯だけ…(笑)

これで1500円もいかないんだから、普段使いに何ともありがたいお店だ。
いやはや、ごちそうさまでした。
店名:立呑み処 居酒屋 一心
住所:〒579-8027 東大阪市東山町4-12 石切ビル1F
電話:0729-88-3881
営業時間:17:00~不明
定休日:店舗へお問い合わせください
駐車場:なし
禁煙席の有無:なし
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