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和牛中國菜 熊ノ花レ@大阪・北区【蒼-ao-】黒毛和牛や旬の食材をハイブリッドな中国料理に昇華~♪


和牛中國菜 熊ノ花レ@大阪市北区堂島浜

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 大阪メトロ・四つ橋線の肥後橋駅から徒歩約7分、【和牛中國菜 熊ノ花レ】です。

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 財界人の情報交換の場として、"夜の商工会議所"とも呼ばれる北新地。

 ここで遊べると言うだけで、銀行からも信用されたという高級歓楽街ですよね。

 しがない福祉職員の私なんかは、とてもとても通えるような場所じゃないけど…(^_^;)

 そんな北新地にも最近は一般ピーポーを意識したリーズナブルなお店も増えてきています。

 堂島川に架かる渡辺橋のスグ近く。

 アクア堂島フォンターナ1階にある「熊ノ花レ」さんも、そんなカジュアルなお店の一つです。

 『黒毛和牛を使った本格中国料理が絶品やから一回イッてみ〜イテラ━(*ˊᗜˋ*)⁾⁾━シャイ!!〜!』

 グルメ友ゲキ推しなので、相方と二人でうかがってきました〜♪



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 完全予約制で目立った看板があるワケでも、暖簾が掛かってるワケでもなく。

 表札が無かったら、ダレもここがお店だとは気づかないかも?な世界観…₊*̥(∗︎*⁰͈∀⁰͈)‧˚ゎ‹ゎ‹♡



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 インターフォンを鳴らすとドアが開き、物腰やわらかいコンシェルジュが丁寧に招き入れて下さいます。

 お店に入ってスグはテーブル席。

 私たちは厨房を一望できる6席のカウンターに案内してもらいました。

 ハナ金(←古い 笑) 20時の予約で、入店時は二組の先客。

 他のお客さんが捌けたタイミングで、店内写真を撮らせてもらいました。



◆蒼-ao- 15,000円

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 ・朱 - aka -【ランチ限定】 5,000円
 ・伯 - haku-【ランチ限定】 8,000円
 ・蒼 - ao - 15,000円
 ・凛 - rin - フカヒレ入り 19,800円

 ランチ、ディナー共に、2種類ずつのコースが用意されています。

 【本日のお献立】
 カメノコ 万願寺唐辛子
 鳢 翡翠茄子
  渡り蟹
 ランプ 胡瓜
  ムール貝
 シャトーブリアン
  九絵
 イチボ
  〆
  マンゴー
  燒菓子

 予約時には全10品ってなってましたけど…

 献立を見ると11品になっていて、しかも〆は下記から2品選べるので、実質的には全12品って感じですね。

【お好きな組み合わせで2つお選びください】
 特製麻婆豆腐
  海鮮炒飯
  天津飯
 担々麺
 上湯麵



◆マスターズドリーム(生) 900円
◆柚子ジンジャーエール 800円


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 相方は高知県特産の生姜と柚子を使った、大人味のジンジャーエール。

 私は、素材や製法にとことんこだわり、ただうまさだけを追い求めた「醸造家の夢」のビール。

 プレミアムモルツの最高峰に位置づけられるマスターズドリーム。

 今年の3月28日に発売されたばかりで、今回がお初です…ハジメマシテ(*´-ω-))ペコリ



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 いただきます。



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 キッチンで腕を振るうこの方が、黒毛和牛と四季の食材を中華料理に昇華させる横山シェフ。

 写真を撮らせてもらっても大丈夫でしょうか…?

 『シェフ~!お写真です~(*ᴗˬᴗ)⁾⁾⁾』

 コンシェルジュに声をかけてもらうと、照れくさそうに笑顔を見せて下さいました。



・和牛青椒肉絲

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 『一品目はチンジャオロースでございます』

 コンシェルジュがサーブしてくれたお皿を見てみると…

 私が知ってるチンジャオロースとは、全く別次元のビジュアル…エッ?!(´⊙ω⊙๑)

 和牛タルタルの上に、トロトロのパプリカと細切りの万願寺唐辛子。

 周囲を艶やかに彩るのは、ハチミツ入りのマスタードとパプリカのパウダー。

 

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 タルタルに使われているのは、牛の後ろ脚の付け根付近の“カメノコ”という部位。

 シッカリとした繊維を感じられる赤身肉で、噛み応えがあって赤身の旨みが濃厚。

 脂が少ないのでサッパリとしていますが、水分が多いのでジューシーな味わい。



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 和牛タルタル、パプリカピューレ、万願寺とうがらし。

 それぞれを一つずつ食べてみて味を確かめたら全部を混ぜまぜ。

 赤身肉のムッチリとした旨み、万願寺とうがらしの透明感のあるシャキシャキ感。

 パプリカピューレの自然の甘みが良いアクセントになってます。



・黒毛和牛と金華ハムの上湯蒸しスープ

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 フタ付きのお碗で運ばれてきたのは、黒毛和牛と金華ハムで出汁を取ったスープ。

 具材はハモと翡翠ナスです。



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 濁りがなくキレイに透き通ってキラキラと輝く美しいスープ。

 清湯(チンタン)の中でも高級とされる上湯(シャンタン)ですね。

 透明感のあるスッキリとした飲み口、じんわりと広がる深い旨みとコク。

 五臓六腑に染みわたりますな~(๑´ڡ`๑)ゴクゴク



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 「梅雨の水を飲んで育つ」と言われるように、7月の祇園祭りの時期が旬とされるハモ。

 実は産卵を終えて食欲が増した秋のハモも、脂がのっててウマイんですよね~(⁎•ᴗ‹。)ネッ*

 フワッフワの身に滋味深いスープがジュワっとしゅんでます。



・渡り蟹の紹興酒漬け

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 うわ~っ! ‧˚₊*̥(∗*⁰͈꒨⁰͈)‧˚₊*̥オォ~

 運ばれてきた時、思わず声を上げてしまうぐらいインパクト大なビジュアル。



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 カニの殻を取ってみると、そこには紹興酒漬けの脚が入ってます。



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 ネットリと舌に絡みつく身の濃厚な甘さ。

 紹興酒の独特の風味で、生臭さはなくまろやかなコクを感じます。



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 添えられた小さな器には、温かいゴハンと蒸した身が入ってます。



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 そのゴハンと蒸し身を、残った紹興酒ダレにドボン♪

 渡り蟹と紹興酒の旨みを吸ったゴハンのウマイこと、ウマイこと。



・和牛ローストビーフ「よだれ牛」

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 四品目は“よだれ鶏”ならぬ“よだれ牛”です。



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 見れば見るほどキメ細やかで美しい肉質。

 牛の腰からお尻にかけての、高級部位のサーロインにつながるランプだそうです。

 赤身なのに適度なサシも入るそのランプを、低温調理でローストビーフにしてあるんですね。



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 チョー極細千切りのキュウリが付け合わせに添えられています。

 ランプ肉の見事なビジュアルに目を奪われがちですが…

 キュウリをここまでふんわり細切りに出来る技術は刮目モンですよ…(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?



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 キュウリも一緒に醬油ベースのタレに絡めます。

 カドのない醤油のまろやかな風味に、自家製ラー油がピリっと♪

 キメ細やかでなめらかなランプの、赤身らしい濃厚な旨みと適度なサシのジューシーさ。

 キュウリのシャクシャクと瑞々しい歯ざわり。

 こんな料理、今まで食べたことない~ฅ(๑⊙д⊙๑)ฅスゴーイ‼



・海の幸とオーガニック野菜の炒め

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 海の幸のムール貝と空心菜の炒め物。

 中華料理にムール貝だなんて、まさにヌーベルシノワな取り合わせ♪



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 身も美味しいが、その身から出る出汁が絶品と言われるムール貝。

 その濃厚な貝エキスが、空心菜の空洞になった茎にまでしゅんでてメチャ美味しい~♪

 「愛情ミネラル」と呼ばれるマンガンが豊富なムール貝。

 食べるとストレス解消や、愛情不足にも効果があるかも?ですよ。



◆青島ビール プレミアム 800円

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 通常よりも時間をかけて発酵させた、中国初のプレミアムビール。

 青島ビールらしいライトでサッパリとした味わいに、ほのかな甘みを感じます。



・和牛シャトーブリアンのカオヤーピン包み

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 アヒルの代わりに牛肉を、烤鴨餅(カオヤーピン)で包んだ北京ダック風。

 レアなシャトーブリアンの存在感がハンパないですね。



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 高級部位のヒレの一部で、「幻の部位」や「究極の赤身」と呼ばれる最高級部位のシャトーブリアン。

 歯を立てるだけでスーっと噛み切れる柔らかさ。

 赤身肉なのに細かな霜降りが入っていて、ジューシーな肉汁がメチャクチャ甘いんです。

 こんなにも気品あふれるお肉が食べられるなんて、幸せ過ぎて逆にコワイ…笑

 モッチリとしたカオヤーピンに自家製の甜麺醤とリンゴの甘み。

 中華おこげのサクサク感と、シャトーブリアンの食感のコントラストがまた絶妙です。

 『コース内容を変えても、これだけはゼッタイ残してやぁ~』

 常連さんからリクエストが出るのも納得です。



・鮮魚のフリット

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 フレンチのようなオシャレな一品は季節の鮮魚のフリット。

 なんでしょうね…

 もぉね、出てくる一品、一品がオシャレでステキ過ぎて、驚きと感動の連続です。



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 緑色のソースはパクチーのピューレ。

 食べてしまうのがもったいないぐらいですね。



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 一般的には脂ののった冬が旬とされるクエですが、実は夏場も裏旬と呼ばれてるんです。

 出産を終えて余分な脂が落ちてて、サッパリだけど旨みが凝縮されてます。

 フルーツトマトを使ったチリソース、パクチーピューレが、淡泊なクエに味の彩りを添えてます。



・黒毛和牛炭火焼き

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 カワイイ足跡がついたお皿は黒毛和牛の炭火焼です。

 ネコ好きにはたまらないキュートな飾りつけ~ฅ^•ﻌ•^ฅ♡

 イチジクのキャラメリゼ、五香粉入りの塩、桜チップでスモークした胡椒が添えられてます。



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 お肉はお尻の先の部分で、分類としてはモモ肉になるイチボです。

 モモ肉にしては霜降りが多くて柔らかい歯ざわり。
 
 赤身の旨味と霜降りのバランスが取れてて、サーロインに似ていると言われますね。



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 ネコちゃんの足跡は、黒酢とバルサミコ酢のソース。

 まろやかでほんのりとした甘みがあって、イチボとの相性もイィ感じ♪

 ちなみに、ネコ好き夫婦の私たちはネコの足跡だと思ってましたが…

 お店が「熊ノ花レ」なので、もしかしたら熊の足跡だったかも?

 と、これを書きながら思う今日この頃です…ฅ(•̀㉨•́ )ฅ ガォガォ



・特製麻婆豆腐

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 〆は五種類の中から一人二品ずつ選べます。

 私は麻婆豆腐と担々麺。

 お肉は挽き肉ではなく、柔らかく炊かれた牛肉が使われてます。

 唐辛子系の辛さより、舌がホワっと痺れる花椒系の辛さ。

 豆鼓醤の甘みやコクで、旨みと辛さのバランスが取れてます。



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 大中小から選べるゴハンが付いているので、チョット遠慮して中サイズ。

 濃厚な麻婆豆腐とバツグンの相性なので、カッコつけず大盛りにしとけば良かったな~(^▽^;)



・担々麺

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 自家製ラー油を回しかけた担々麵にも、柔らかな牛肉がトッピング。

 見るからにクリーミーな見た目だけでもぉ美味しい~♪



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 濃厚なゴマの風味と味わいに、ラー油のピリッとした辛さ。

 クリーミーでコッテリかと思いきや、くどさがないのであと引く旨さ。



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 プリッ!モチッ!と歯ごたえの良い麺に、スープがよく絡んでくるんです。



・天津飯

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 相方は天津飯と海鮮炒飯。

 かかっているイクラは、まさに今が旬の新イクラだそうです。



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 ふんわりトロトロの玉子に、プチっと弾けるイクラのほど良い塩味。

 ホワイトコーンのツブツブ食感と甘さが、また違った表情を見せてくれますね。



・海鮮炒飯

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 海鮮炒飯には天使の海老と、旬のサワラが使われています。

 シットリとした炒め具合に、具材の旨みが良い塩梅に絡んで美味しい~(^_^)v



・食後の紅茶

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 食後のデザートには2種類から選べる紅茶がついてきます。

 左の「コヴェント ガーデン モーニング」はナッツの風味のする紅茶。

 右の「オリエンタル ビューティー」は台湾のウーロン茶ですね。

 相方はオリエンタルビューティーを、私はコヴェントガーデンをお願いしました。



・マンゴーのデザート

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 一番底にマンゴープリンが隠れていて、その上にココナッツソースとチョコレートアイス。

 フレッシュパイナップルとタピオカが散りばめられていて、見た目はチョットしたパフェですね。



・焼き菓子

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 紅茶と一緒に運ばれてきた焼き菓子は二種類。

 コチラは店名にもついてる熊のマカロン。

 まゆげが何気にカワイイですね~♪

 サクっとしてて甘さ控えめ。



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 熊のマカロンの下には和三盆のクッキーが隠れてます。

 口の中でホロホロと崩れ、上品な甘さが紅茶ともよく合います。



 一品目の青椒肉絲からデザートまで、初めて出会う創作性あふれる料理の数々。

 上質な黒毛和牛や旬の野菜や鮮魚を、新しいスタイルの中華料理に昇華させるアイデアと技術。

 そして、まるでホテルで食事をしているかのような、丁寧で感動的な接客サービス。

 何もかもが日常を忘れさせて、楽しませてくれるものばかりでした。

 このクオリティーのサービスを受けられるコースが、1万5千円はホントお値打ち過ぎでしょ。

 シェフやコンシェルジュの話によると、徐々に予約もパンパンになりつつあると…

 人気が出過ぎて予約が取れなくなる前に、ぜひ皆さんにも感動してもらいたいお店でしたわ~♪

 ごちそうさま~(^_-)-☆



 本日も読んでいただいてありがとうございました♪

 感想やご意見をコメントにいただけると喜びます…((=゚ェ^=))

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