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炭火焼鳥専門店 PREMIUM播鳥【レセプション】大阪市北区曽根崎新地

 1720(享保5)年10月16日、大阪の網島(現・都島区)の大長寺で、遊女の小春と、天満で紙屋を営む治兵衛の二人が自らの命を絶った。

 のちに近松門左衛門が、浄瑠璃「心中天網島(しんじゅう てんの あみじま)」の題材とした心中事件だ。

 小春が遊女として身を置いていた紀伊国屋があったのが、遊郭から商いの場へと姿を変えた堂島新地の後継地として、1708(宝永5)年に開かれた曽根崎新地だと言われている。

 その曽根崎遊郭も、1909(明治42)年に起きた「北の大火」から立ち直れないまま、翌年に消滅してしまったが…

 時は移ろい2017(平成29)年4月11日、東京の銀座と並び称されるほど、高級飲食店街へと変貌を遂げた曽根崎新地に、【炭火焼鳥専門店 PREMIUM播鳥】が、同じ曽根崎新地の他所より移転リニューアルオープンした。

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 2014(平成26)年11月に完全予約制の「URABAN KARASAWA(ウラバン カラサワ)」として開店したが、いつの間にか播鳥premiumと改名したのち去年11月に一旦閉店、地下鉄四つ橋筋線の西梅田駅に約400m近づいた形で再オープンしたというワケだ。

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 この日はオープン前夜のレセプションにお呼ばれしてきた。

 飲食の激戦区北新地で勝負しようという強い意思が感じられる、焼板張りに金文字のド派手な外観。

 入り口を入るとスグに地下への階段が続いている。

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 艶やかな踊り場には、日常からどこぞのラヴィリンスへと誘われるワクワク感があるな~♪

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 大きな扉のガラスの向こうでは、炭火が激しくファイヤーしていて、気分は上々ますますノッテきた。

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 案内された個室は落とし気味の照明が大人な雰囲気を醸しだしている。

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 おぉ…箸置きまで備長炭とは、どこまでラグジュアリーなんだ…(゚∀゚)

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 今回は一人5,400円で提供する予定のコースを食べさせてもらえるらしい…♪

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 レセプションなので特別だが、通常営業の時は飲み放題の設定はなく、飲み物はすべて単品になるんだと。

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 スタートはいつもの命の水。

 目安になるか分からないが、一応単品の値段も書いとこう。

 生ビール(中) 550円(税別)

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 どちら様もいただきます。

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 まずは前菜。

 いきなり何ともオシャレなのが出てきたな~(゚∀゚) 

 卵の味が濃い厚焼き玉子に、カルカリの食感が面白いあられ揚げ、木の芽の香りが爽やかなタケノコ、どれも丁寧に作られていて旨い。

 ブルーチーズの上にかかっているのはイチゴジャムだそうだ。

 偶然にもこの会が始まる直前に、他の参加者と塩っ気のブルーチーズと、果物のジャムは合うのか合わないのか議論になっていたとこで、モノマネ番組のご本人登場みたいなタイムリーさに笑う。

 結果、ブルーチーズとジャムは…とっても合う♪

 前菜六種盛合せ
  鶏のあられ揚げ、厚焼き玉子、ブルーチーズ豆富、鶏のテリーヌ、さつま芋のワイン煮、筍の木の芽和え、一寸豆

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 造りはズリ、ささみ、そして初めて目にする生つくね。

 名物生つくねと鶏のお造り盛り合わせ

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 ささみは吸いつくようにネットリと舌に絡みついてくる。

 モチモチとしてていつまでも口の中で味わっていたくなるぐらい旨みが豊かだ。 

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 歯のないニワトリが丸のみにしたエサをすり潰すための砂嚢という消化器官、いわゆる砂肝は、しこしこコリコリの歯ざわりが楽しい。

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 火を通した姿しか見たことがないつくね。

 粗めに挽かれた身はスゴク甘く、上にちょこんと乗っけられた味噌の風味がまた旨みを引き出してくる。

 三品とも鮮度と品質と安全が確保されてなければ提供できないものばかりで、PREMIUM播鳥の本気と自信が垣間見える逸品になっている。

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 どれもこれも繊細な味わいの料理ばかりなので、自然と日本酒が欲しくなる。

 山田錦を50%にまで磨き、その良さを存分に引き出した大吟醸で、その中でも寒造りの選りすぐった大吟醸のみを瓶詰にした限定酒だそうだ。

 滑らかでフルーティーな口当りから広がるまろやかな旨味、余韻だけを残してサラっと消えていく飲み心地はさすがだな。

 黒龍 大吟醸(グラス) 1,150円(税別)

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 おっ、焼き物が運ばれてきた。

 ふわふわで口の中でほぐれていくが、ひと粒、ひと粒がシッカリと肉汁をプールしてて実にジューシーで旨い。

 時どき感じる軟骨のコリッとした歯ざわりも楽しい。

 おまかせ焼串 つくね

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 これはまた何と大きなズリだろう。

 ブリッブリで歯をはじき返すような弾力だが、固いのではなく歯を立てるとスッと切れる。

 そして奥歯で噛みしめるたびに広がる旨みは、焼き加減の絶妙さが成せる業なんだな~♪

 おまかせ焼串 ずり

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 表面をブリュレ…いわゆる焼き目をつけた鶏レバーのペーストを、サクッと焼いたバゲットに塗って食べる。

 臭みなどまったくなく、濃厚なコクとほのかな甘さがあとを引く。

 きっと塩焼のモモ肉につけて食べても美味しいだろうな~♪

 鶏肝のブリュレ

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 お酒、お代わり。

 最高級の酒米“兵庫県吉川特A地区産山田錦”を使った、旨み溢れる濃厚な味わいの日本酒だ。

 菊姫 純米 先一杯(グラス) 550円

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 ここで冷たい蕎麦の登場か~(^^♪

 香ばしくて皮目の脂が甘い京鴨は、京都宇治市にある山城農産って会社が持つ合鴨のブランド名だそうだ。

 とろろと蕎麦つゆをよく混ぜて一気にすする。

 口の中がサッパリとリセットされてこれは実にイイ♪

 京鴨の冷し蕎麦

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 どの料理も美味しくてお酒が進み過ぎるので…(笑)

 瓶ビール(中瓶) 600円(税別)

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 東北地方の比内鶏、鹿児島の薩摩地鶏と並び、日本三大地鶏と称される名古屋コーチン。

 明治時代に尾張地方の地鶏と中国のバフコーチンを交配して作られた鶏で、おそらく日本で一番有名な地鶏なんじゃないだろうか。

 しこしこした弾力ある歯ごたえに、炭焼きの香ばしい風味と、コクのあるジューシーな脂が甘くて旨い。

 何よりも播鳥グループ15店舗の中でも、最高の業を持つ焼師による火の通し加減が絶妙で素晴らしい。

 名古屋コーチン炙り炭火焼

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 大正時代に伏見とうがらしと、ピーマンの一種カリフォルニア・ワンダーをかけ合わせ、舞鶴の万願寺地区で作られた京野菜、赤万願寺とうがらし。

 収穫期を過ぎても枝につけたたまま完熟させてあるので、見た目の赤さとは裏腹に、肉厚でほのかに甘く、そして爽やかな香りが旨い。

 季節の炭火焼野菜

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 小肉やネックとも呼ばれる首の部分の肉で、よく動かす部位でもあるので筋肉質で弾力のあるせせり。

 モモ肉よりも脂肪が多いのでジューシーで、ムチムチした歯ごたえが堪らなく旨い。

 おまかせ焼串 せせり

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 ここまでで生ビール2杯、日本酒2杯、瓶ビール2本と、本当に酒がよくススム…(笑) 

 ブラックニッカハイボール 450円(税別)

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 もっちりした蓮根まんじゅうの中に、ココにもか~!?的な、つくねが隠れているのが嬉しい♪

 風味豊かな和出汁の餡かけで、上品にほっこりと食べる一品だ。

 鶏つくね入り蓮根饅頭

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 いよいよ〆のご飯が提供された。

 量はどうなさいますか?なんて訊いてくれるもんだから、つい大盛りでって答えちゃったじゃないか…(^_^;)

 言わずもがな、日本に生まれて本当に良かったと感じさせてくれる、和の旨みがギュッと詰まった美味しいご飯だ。 

 竹の子御飯

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 グラニテってなんじゃらほい?と思ってたら、果汁ベースのシロップを凍らせて作るシャーベットの一種なんだと。

 柚子の爽やかな酸味が口の中をサッパリさせてくれた。

 柚子のグラニテと黒蜜きな粉アイス

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 高級飲食店がひしめき合う北新地にあって、これだけの内容のコースが税込み5,400円で食べられるなんて、実にコスパが良くてお得感もあるように思う。

 お店の雰囲気もシックで落ち着いているし、チョット気取ったデートはもちろん、仕事上の接待や食通の友人たちとの飲み会なんかにも使い勝手が良さそうだ。

 単品メニューも豊富なので、覚えておくと重宝するお店のひとつじゃないかな。

 ごちそうさまでした。

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◆ぐるなび
PREMIUM播鳥
PREMIUM播鳥
ジャンル:地鶏焼鳥・地鶏料理専門
アクセス:JR東西線北新地駅 徒歩2分
住所:〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-4-10(地図
周辺のお店:ぐるなびぐるなび 北新地×焼き鳥
情報掲載日:2017年4月15日


◆食べログ


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