でんぼ・腫れ物の神さんで有名な石切神社。
毎度、おなじみの出だしでご紹介するお店は、その石切神社のちょい西で、かれこれ22年も拵え設えされている八起さん。
毎年、相方と私の誕生日、それに結婚記念日のお祝いはコチラと決めてる、私たち夫婦にとって大・大・大のお気に入りのお店♪
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いつもの石切さんのちょい西で相方の誕生日のお祝いを~♪(2020/10/12)
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思わぬ臨時収入が入ったら…そうだ!口福を味わいに八起へ行こう~♪(2020/07/15)
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28回目の結婚記念日のお祝いも、いつもの口福で~♪(2020/06/30)
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石切の口福で相方にバレンタインデーのお返しを~♪(2020/03/23)
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55回目の誕生日は、いつもの八起で口福はじめ~♪(2020/01/08)
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極上の口福をリーズナブルに味わえる東大阪の隠れ家割烹~♪(2019/11/01)
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石切さんのチョイ西の、いつものあの店で27回目の結婚記念日~♪(2019/06/11)
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都会に出なくても口福を味わえる石切の隠れ家的な割烹料理~♪(2019/01/14)
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いつものあの店の口福で、いつものように相方の誕生日のお祝い~♪(2018/11/12)
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大・大・大好きな八起のお祝いに…もう二十年、まだまだ二十年~♪(2018/08/15)
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記念日のお祝いは石切さんのちょい西のいつもの店で♪(2018/01/15)
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季節のお造り盛り合わせ、早松茸と鱧土瓶蒸し、さわら柚香焼…ほかetc.(2017/10/24)
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季節のお造り盛り合わせ、生うにの冷し茶碗むし、あま鯛の塩焼…ほかetc.(2015/12/02)

今回は1月4日に56回目の誕生日を迎えた私のお祝いに…(^_^)v
正月が明けた最初の週末。
大阪にも緊急事態宣言が発出されようかというタイミング。
お客さんの入りはまずまずといったところ。
◆アサヒ 琥珀の時間
最初の一杯はお祝いとして、いつも大将がご馳走してくれるんです。
アサヒビールが業務用として樽詰め限定で出しているデュンケルタイプの生ビール。
ローストの香ばしさと、苦みの中にほんのりとした甘さ、本当に美味しいビールです…(^_^)v

いただきます。

お通しはコンニャク素麺のツナ和え。

コンニャクって言われたけど、どう見ても素麺にしか見えない…(*゚Q゚*)
食べてみてもコンニャク独特の食感じゃなく、言われなければゼッタイ素麺と思ってしまいます。
とろみのついた餡のお出汁の良い風味に、ツナのコクと味わい、シャキシャキしたネギが良いアクセント。
のっけから、もぉ美味しい~ヽ(≧∀≦)ノ

お品書きはこんな感じ。
何をお願いしようかな~?
牡蠣にフグの白子、寒い時期に美味しくなる旬のモノはゼッタイ食べたい。
◆季節のお造り盛り合わせ
取りあえず、いつもお決まりのお造り盛り合わせ。
甘エビ、伝助アナゴの炙り、ひらめ、ホタテ貝柱、縞あじ、マグロ。
魚の鮮度へのこだわりはモチロン、少し寝かせて旨みを引き出すワザがまたスゴイんです。
なので、八起さんのお造りの魚は、どれも舌にまとわりつくほど濃厚な旨み。
魚の臭みにウルサイ相方が絶賛するぐらい、ホント隙がない盛合せになっててオススメ~(*≧∪≦)


お造りが美味しいと、ポン酒がヤッパリ欲しくなる。
◆開運 特別純米酒
静岡県掛川市にある「株式会社 土井酒造場」が、兵庫県特A地区産の山田錦を55%まで磨き上げた特別純米酒。
外が寒かったので熱燗にしてもらいました。
純米らしいコクと、スッキリとしたキレの良さ、後口に余韻の残るバランスの取れたお酒です。
錫のチロリで飲むとまた格別!

燗酒のときはお猪口を選べます。
私は広口で出来るだけ薄いのが好み。

あらためて乾杯♪
◆焼がき
大好物の牡蠣は焼きガキで。
播磨灘の名産地、相生の牡蠣だそうです。
本当は生で酢ガキとイキたいところですけど、火を通さないと100%どころか1000%アタル体質…( ̄▽ ̄;)

通常、出荷サイズまで2~3年はかかる牡蠣ですが、相生の牡蠣はなんとわずか1年で食べごろに!
それだけ栄養豊富な漁場「相生湾」が育んだ牡蠣は、加熱しても縮みにくいプリプリっと張りのある食感。
濃厚な味わいに独特の風味と甘み、臭みもまったくなく、まさに海のミルクという言葉がピッタリです♪
◆牛すじと こんにゃく煮
トロトロになるまで柔らかく炊かれた牛スジ。
優しくてほのかに甘い味噌が絡みます。
ほのかにお酒の風味がしたので訊いてみましたが、お味噌だけで仕上げたとのこと。
上等なお味噌は、それだけで深い味わいを醸しだすんですね。
◆和和和 純米原酒
長野県佐久市にある「株式会社 古屋酒造店」が、長野県産の新酒米“山恵錦”を醸し、15度台という低アルコール原酒を目指した試験醸造酒。
さわやかな香りから広がるほのかな甘み。
女性が好みそうな優しい味わいのお酒になってます。
◆天使のえび天ぷら
南太平洋の楽園“天国に一番近い島”と呼ばれる、ニューカレドニアの美しい海で育った天使のえび。
パラダイス・プロ-ンという品種で、フランスで最高品質の称号、「クオリサート」を授与された世界で唯一のエビなんです。

プリッと歯が入ったかと思うと、モッチモッチと弾力のある食感。
ジワジワと甘さと潮の香りが広がります。
◆ふぐ白子の 玉子とじ
七味焼きと迷って玉子とじ。
昔、利用者さんとスタッフの分、15人前ぐらいの食事を作っていたころ、『○○さんの料理は、ミンチ、餡かけ、玉子とじが多いですね』って言われたぐらい、玉子とじが大好き…(笑)

ふわふわの玉子をまとった、トゥルントゥルンっととろけそうな白子。
薄すぎず濃すぎない、絶妙な風味のお出汁が、白子の濃厚な旨みを引き立てて、口の中を口福で満たしてくれます。
◆今西 無濾過純米
奈良県桜井市にある「今西酒造 株式会社」が、備前雄町100%を蔵内の井戸から湧き出る、御神体「三輪山」の伏流水で醸した純米酒。
飲み口は瑞々しくてフレッシュ、雄町らしいほのかな甘みに爽やかな苦み。
◆紀土の粕じる
和歌山県海南市にある「平和酒造 株式会社」の銘酒、“紀土”の酒粕を使った粕汁。
八起さんでは酒粕のポテンシャルを活かすため、敢えてお味噌は入れず酒粕のみで作っているそうです。
お酒のグレードは分からないですけど、カドのない上品でまったりとした味わい。
酸のとがった感じもなく、お酒が苦手な方でもスルスル飲めると思います。

大根、ニンジン、コンニャク、しめじ、ごぼう、薄揚げ、それに塩焼きにしてほぐしたブリの身。
この香ばしいブリから出る出汁で、お味噌を使わなくても十分に旨みが出るんですね。
山椒がピリッと引きしめます。
◆ほたて貝柱と そら豆天ぷら 
お造りで食べたのが美味しいと、天ぷらでも食べてみたくなる♪
サクッと揚がった衣の中から、ふんわりと繊維質にほどけ、ムチムチと広がる独特の旨み。
ホクホクのそら豆も、ホタテに負けず劣らずえぇ仕事してますよ。
◆たかちよ 無濾過生原酒
新潟県南魚沼市にある「高千代酒造 株式会社」が、“固定概念に縛られることなく、自由に味わおう”に重きを置いて醸した無濾過生詰原酒。
ラベルの“たかちよ”の文字の下の「a」は、エース・アップル・青の頭文字から取っているそうで、今回のテーマはずばりアップル。
おだやかな飲み口から広がるほど良い酸。
たしかに、まるで切りたてのリンゴのように甘くてジューシーなお酒です。
◆ぶり柚香やき
わが家の正月のおせち料理に欠かせないブリの塩焼き。
まさに今が旬ですよね。

シッカリと脂がのっていてジューシーなのに、くどさやイヤミ、それに臭みもまったくなく、純粋なブリの旨みだけを感じます。
当たり前ですけど、家で食べた関西スーパーや万代のブリとは、まったく話にならないぐらいのクオリティー。
ヤッパリ、大将の目利きはスゴイわ…(^_^)v
◆和牛あぶり山葵塩
いつもはステーキで出されてるのに、この日は炙りなのね。
八起さんでは産地にはこだわらず、信頼してる肉屋が自信を持って勧めるのを、さらに厳しい目利きで厳選するんです。
納得がいかないお肉は仕入れないので、私たちも安心してお願いすることが出来ます。

口に入れた時のサラッとした脂の広がり、柔らかさの中にもムッチリとした肉肉しさ。
絶妙な霜降りの甘みや旨み、鼻へと抜ける艶めかしい香り。
どれを取っても、A5だの○○産だの謳わなくても、その美味しさは十分に伝わってきます。
◆雪の茅舎 純米吟醸
秋田県由利本荘市にある「株式会社 齋彌酒造店」が、酒造好適米の山田錦と秋田酒こまちを醸した純米吟醸の生酒。
きめ細やかで優しい口あたり、華やかな酸、雑味の少ないフレッシュでバランスの良いお酒。
◆RZ55 デュアルハーモニー 特別純米
秋田県湯沢市にある「両関酒造 株式会社」が、五百万石を原料に生まれた一度限りの限定ブレンド酒。
初夏に蔵出しした「サマーエヴォリューション」と「サマーエモーション」をブレンドし、半年以上ゆっくりと蔵内で熟成させたそう。
まろやかな風味と豊かな旨み、一度限りなのが惜しいぐらいポテンシャルの高いお酒です。
◆あなご天ぷら
家ではメンドー臭くてあまりしない揚げ物。
ここぞとばかりに食べとかなきゃ…(笑)
約40cmほどの真穴子の旬が7~9月なのに対し、120~160cmにも育つ伝助穴子の旬は11~2月。

重さ200gほどの真穴子と比べると、300g以上になる伝助穴子の身はズッシリ肉厚。
モチモチとした歯ごたえ、サッパリ淡白な旨みを、サクッと軽やかな衣が包みこみます。
八起さんの天ぷらって、素材の旨みをジューシーなまま閉じこめてて、ホント美味しいんですよね~♪
◆獺祭 三割九分 純米大吟醸
山口県岩国市にある「旭酒造 株式会社」が、山田錦を39%まで磨いて醸す純米大吟醸。
蔵元が「獺祭」ラインナップのメインストリームと位置付けている主力商品。
メロンを思わせるおだやかな香り、口に含むとスッキリと透明感のある酒質。
キレの良い辛口のお酒になってます。
◆ふぐ白子七味焼
迷って玉子とじにしたのに、ヤッパリ食べたくなって…(゚∀゚)アヒャ

箸でつまめるギリギリの柔らかさ。
トローっととろけて広がる濃厚なコク、そして甘み。
香ばしいしょう油と、ピリッと効かせた七味のバランス。
ヤッパリ、これは食べとくべき逸品だわ…v(o゚∀゚o)v
◆ねぎとろごはん
そろそろお腹イッパイ。
そぉ言えば、ねぎとろご飯って今まで食べたことなかったっけ?

キレイなマグロの上に青々としたネギ、鮮やかな卵黄に刻みのり。
ネギトロって、野菜の葱とマグロのトロと思いがちですけど、元々はマグロの中落ちと呼ばれる、背骨部分についた身を「ねぎ取る」ことからネギトロになったんですよ。

ネットリと甘いマグロに、ふんわりと炊けたほかほかご飯、卵黄のコクがからまってホント美味しい~♪
シメのつもりが、お代わりしたくなるぐらい、相方も大満足してはりました。

お料理12品にお酒が7杯。
いつもと同じぐらい食べて飲んで、お会計は26,400円。
パッと見はお高く感じるかもですけど、これだけのクオリティーの料理とお酒を考えたら、安いぐらいだと思います。
ボチボチ、大阪にも緊急事態宣言が出される模様。
八起さんも要請に従うみたいなので、お家でも楽しめる河豚の持ち帰りを、今度はお願いしてみよう。
ごちそうさま~(^_-)-☆
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