1932(昭和7)年2月、かつての大日本帝国陸軍の騎兵(のち捜索)第4連隊および輜重兵第4大隊が、狭隘となった真田山から、現在は近畿管区警察学校や金岡公園になっている、当時の南河内郡金岡村へと移転をした。
その部隊の移設に伴い、阪和電気鉄道(現JR西日本阪和線)の杉本町駅と、仁徳御陵前停留場(現在の百舌鳥駅)の間に、堺市停留場として設置されたのが今のJR堺市駅の始まりだ。
軍隊のための駅として開業したため、当時は南海電鉄の堺駅や堺東駅のような賑わいはなかったようだが、 1956(昭和31)年に金岡団地、1966(昭和41)年に新金岡団地が建設されて以降は、JRにおける堺市の中心駅となっている。
それにしても地元の東大阪で、しかも渋川町は今仕事で担当しているエリアなのに、そんな所に年間700頭も飼育してる養豚場があっただなんて、まったく気がつかなかったな…(。-∀-)
店内はキッチンに面したカウンター席。

壁際には2人掛けの可愛らしいテーブル席。

そして奥には照明がハートのように見えるテーブル席がある。
このハートの照明に照らされながら食事をした男女は、その後必ず結ばれて幸せになるという言い伝えが…無かったり、無かったり…(笑)

気候もちょうど良いってことで、オッサンたちには表のテラス席が用意されていた。
このあとビニシーを取っ払って完全オープンにしたので、電車を降りた乗客たちの羨望の眼差しと、生つばを飲み込むゴクリという音を横目に、9人の呑んべぇたちは酒を飲み豚をかっ喰らうこととなるのである…(≧▽≦)

そんなこんなで命の水♪
エビスビール 480円(税別)
では、いただきます!

まずは色んな食材を薄切りの豚バラ肉で巻いた串巻きだ。
100円串のプチトマト・ジャガイモ・エリンギ・ズッキーニ・玉ねぎ、150円串のアボカド・ブロッコリー・うずら、200円串の海老・アスパラの10串になっていて、それぞれを単品で頼んだら1,350円のところ、170円も得になるという嬉しいセットになっている。
ベジ豚串巻き(10本盛合せ) 1,180円(税別)
この串巻きを豚の鼻になった特製の鍋の中に立て並べる。


終わったらフタをして、注ぎ入れただし汁で蒸し焼きにするという寸法だ。

この鍋も出汁ポットも使われている器もすべて、高槻市氷室町にある飲食店専門の創作陶芸作家集団
「FIELD土香」の今城焼きで、絵柄は店のオーナーやスタッフによる手書きなんだとか。

蒸すこと12分、キッチンタイマーがピ!ピ!ピ!と鳴ったら完成。

美味しそうに火が通った串巻きが姿をあらわした。

10本を5人で、ひとり2本の争奪戦はジャンケンで…
一巡目は一番に勝ち抜けでうずらを、二巡目は三番手でズッキーニをそれぞれゲットした♪
立てて蒸してあることで余分な脂は落ちてサッパリしてるが、熟成させてある豚肉の旨みがハンパなく旨い。

お向かいさんが頼んだ泡も旨そう。
お店でワインに炭酸ガスを充填した自家製のスパークリングワインだそうだ。
こぼれスパークリング 580円(税別)
カラフルな野菜プレートが運ばれてきた。
赤だいこん・キュウリ・セロリ・パプリカ・ヤングコーン・プチトマトと色鮮やかで、赤だいこんは青皮紅心だろうか?
Booニャカウダ 780円(税別)
ニンニクの効いたディップソースが恐ろしく旨すぎて、普段はあんまり食べない野菜を、全部の種類に積極的に手を伸ばしてしまった。
それぐらい旨い♪

今度は豚の形をしたプレートだ。
肩ロースの熟成ステーキ 980円(税別)
真空パックのまま一度も冷凍せず、温度0℃以下、湿度70%以上の熟成庫の中で、微振動を与えながらエイジングさせているそうで、柔らかくて旨みがシッカリ残っている上に、香りの芳ばしさが何とも言えずにイイ。

メニューにはないけど良い日本酒も入ってますよ…ってことで、お願いした。
福島県二本松市の“奥の松酒造”の夏の限定酒で、名水“安達太良山の伏流水”で造られた辛口の酒だ。
奥の松 吟醸原酒
再び、いただきます。

スペアリブはクラシック(ペッパー)、バルサミコソース、ハニーマスタード、マヨたまソース、アンチョビガーリックの、5種類の味から選べる。
肉でも魚でも骨の周りが一番ウマイって言葉通り、あふれてくる肉汁の旨みや、肉食ってるぞ~的な歯ごたえがホントたまらん…ヽ(^。^)ノ
スペアリBoo(クラシック) 390円(税別)
いやぁ~ナンボでも酒がススム♪
世界No.1ラム、バカルディを炭酸で割ったアッサリしたハイボール。
ラムハイ 480円(税別)
写真映えしそうなドリンクがないか尋ねると、これがイイかもってスパークリングカクテルを出してくれた。
桃のテイストでかなり甘いカクテルだ。
女性が好みそうなドリンクなので、花を一輪添えるだけでも、ビジュアル的なCM効果はアップするだろう。
マルティーニロワイヤルベリーニ 480円(税別) 
ワイのワイのとやってると、串巻きを蒸し終わった鍋の上に、何やら巨大な肉のリングがセットされた。
なっ!なんじゃこりゃ~Σ(・□・;)
まるで豚肉の浮き輪じゃないか!?
Boo de リング鍋(1人前) 1,500円(税別) ※写真は四人前

薄切り豚肉の中には、細かく切った白菜・レタス・人参・白ネギなんかが巻かれている。

それを崩してしゃぶしゃぶにするワケだが、なにわポークはまったくと言って良いほどアクが出ない。

柔らかくて旨みの濃いなにわポークと、シャキシャキ食感を残した野菜とのマッチングはサイコーで、盛り付けられていた四人前がアッと言う間になくなっていった。
前日までの予約が必要とのことだが、それだけの値打ちは十分にある絶品鍋だ♪

だし汁がまたメチャクチャ旨いんだが、塩ポン酢を垂らしてみると、またひと味違う味が楽しめるのでオススメだ。
それにしてもこのだし汁のずば抜けた旨みはなんだろう?
同席者がだし汁だけを販売しても、ヒット間違いなしと言っていたのも納得の美味しさなんだな~(*‘∀‘)

食べ終わるとそこにもスタッフ自作の文字が…

なんかお茶目な人がいるが…ヾ(≧▽≦)ノ
この姿だけを見ていると、居酒屋てんてんをはじめ、屋台居酒屋「大阪 満マル」、それに障がい者就労支援スペース「あしかふぇ」など、10店舗ものお店を経営している人物と想像できる人は少ないだろう…(笑)
だがこぉゆう飾らなさも、オーナーの人から愛される魅力のひとつなんだと思った。

おっ…もう一本お酒が出てきた♪
山形県東置賜郡の米鶴酒造が、酒質の向上を目標に2012(平成24)年に、創業家の屋号“マルマス”を冠してシリーズ化させた、まろやかな口当たりの旨い酒だ。
マルマス米鶴 限定純米吟醸(緑)
さっきのしゃぶしゃぶの〆はパスタだそうだ。
トマトピューレと生クリームを、だし汁に足して生パスタを投入。
〆のスープパスタ 400円(税別)
これはズルい!ハッキリ言って反則だ…(*''▽'')
ノーマルでも美味しかっただし汁に、さらにトマトの酸味や生クリームのコクを加えたら、どぉしたって美味しくなるに決まってるじゃないか♪

レセプションということで、もうひとつの〆も提供してくれることに…
って、おいおい…この超絶うまいスープに、まだチーズまで加える気なのか…\(◎o◎)/!
とどめのリゾット 350円(税別)
言葉をなくすぐらい旨いリゾットになっている…当たり前だけど♪
ジンジャーハイボール 480円(税別)
何だろう…けっこう食べているはずなのに、料理がウマ過ぎてまだまだ食べられる気がして仕方ない。
このタイミングでまだ『お腹空いてきた』って言ったのを覚えている…(笑)
それでかどうか分からないが、〆のリゾットの後にご飯が出てきた。
ニンニクのパンチと梅ソースの酸味が、さらに満腹中枢を破壊して、一人でもペロッとイケるぐらい美味しかった♪
梅と豚肉のガーリックライス 550円(税別)
そろそろデザート。
メチャクチャ可愛らしいのが出てきた。
あまりにもカワイイから、食べるのをためらうじゃないか…食べたけど(笑)
パティシエの本格チョコレート 490円(税別)
デザートが出てるのにまだ酒を頼んでるし…(^_^;)
デュワーズハイボール 480円(税別)
さらにデザート。
上に乗っかってる豚チョコは特別出演だ…(笑)
パティシエのケーキ 390円(税別)
今回はレセプションということで、通常とは違うコース構成になっていたが…
◆Booコース 2,500円(税別) 野菜串巻き 3本
Booニャカウダスペシャル
Boo de リング鍋
リゾットorパスタ
本日のデザート
◆BooBooコース 3,000円(税別) 野菜串巻き 5本
前菜盛り合せ3種
Booニャカウダスペシャル
スペアリBoo
Boo de リング鍋
リゾットorパスタ
デザート
上記のコースに飲み放題(2,000円)をセットにすると、消費税オフという嬉しいサービスもある。
大阪駅から環状線で乗り換えなし26分とアクセスも良いし、生まれ故郷の堺に帰る理由がひとつ出来たな~♪
ごちそうさまでした。








◆ぐるなび
豚農家直営 肉バル BooBoo キッチン
ジャンル:豚農家直営肉バル
アクセス:JR阪和線堺市駅 徒歩1分
住所:〒591-8041 大阪府堺市北区東雲東町1-2-25(
地図)
ネット予約:
豚農家直営 肉バル BooBoo キッチンのコース一覧周辺のお店:
ぐるなび 堺×スペインバル・イタリアンバール情報掲載日:2017年5月13日
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