なんと今から106年も前の、1910(明治43)年に開業したという阪急十三駅。
駅南西側の栄町エリアには飲食店やパチンコ店、その他にキャバレーやらピンクサロンやらラブホテルなどが密集していて、大人の歓楽街の様相を呈している。
2014(平成26)年3月7日未明に十三トミータウン、通称“ションベン横丁”で起きた、11棟36店舗を焼失した火災は記憶に新しい。
その十三駅の東改札口を出て、北北東に3分ほど歩いた所に「チャイニーズバル 中華屋かぎもと」がある。
入り口はビニールシート、イスは丸イス、なんとも大衆チックな雰囲気だが小汚い感じはしない。

あらかじめ麻婆豆腐が美味い店と予習済み。
この時の日替わりは豚肉と玉子炒めのメインに、海老揚げ餃子がプチオードブルだった。

点心をツマミに昼ビールな使い方もアリか。

どれも美味しそうなんだけど、ヤッパリ麻婆豆腐にしてしまうんだな。
お代わり自由の白ごはんが付いてる。
いただきます。
【オッサン’s セレクション】 四川麻婆豆腐 800円
ラー油の油分で見た目はけっこうオイリーだ。
運んできてくれたオネエサンが、その場でペッパーミルを挽いてかけてくれる山椒の香りがイイ。

ほどよく水分の抜けた豆腐に、細かめの挽き肉がよく合う。
唐辛子系も山椒系も思ったほどの辛さはなく、良く言えば上品な味わいで、悪く言えば表面的で平板な感じかな。

白ごはんを混ぜてみよう。

個人的にはもう少し深みと言うか、パンチがあっても良いのかと思った。

確かにごはんのお代わりは出来るんだけど、でもこのボリュームで副菜やサラダなんかもナシで800円は、チィ~トばかし強気なような感じがしないでもないかな。
ごちそうさまでした。

◆ぐるなび
チャイニーズバル 中華屋かぎもと
ジャンル:ツウが通う隠れ家中華
アクセス:阪急神戸線十三駅 東口 徒歩3分
住所:〒532-0023 大阪府大阪市淀川区十三東3-25-6(
地図)
周辺のお店:
ぐるなび 十三・淀川×居酒屋情報掲載日:2016年2月28日
◆食べログ
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大阪のほぼど真ん中を縦断している「中央大通り」。
頭上を阪神高速が通るその道路は、大阪市港区と東大阪市の新石切とを結ぶ東西の大動脈だ。
大阪方面から生駒山に向かって来て、中央環状線を越えると、スグに左手に東大阪市役所の総合庁舎が見える。
2003(平成15)年3月に竣工された、22階建てのとても立派な庁舎だ。
その東大阪庁舎の東側に、同じ年の10月にカルフール東大阪店が営業を開始した。
今はイオン東大阪店になっているそのフードコートの中に、「創造中華 横浜 華星 東大阪店」はある。
どうやら関東の方で何店舗か展開しているチェーン店のようだ。
フードコートのお店にしては、割りと美味しいのでときどき使わせてもらっている。
おっ!好物の麻婆豆腐定食がサービスになってるじゃないか♪

注文を済ませると呼び出しブザーを渡される。

なかなかブザーが鳴らない日もあるが、この時は10分ほどでビービー鳴り出した。
スープ、漬け物、大盛り無料のごはん付き。
ご飯はもちろん大盛りで…(笑)
いただきます。
【オッサン’s セレクション】 マーボー豆腐定食 734円
お皿からこぼれんばかりのボリューム。
餡かけか?ってぐらい強めのトロミがついている。

口に入れてスグは甘くて、遅れて唐辛子系のピリ辛さがやってきた。
山椒系の舌がフワフワ痺れるような辛さはない。
挽き肉もタップリで食べ応えがあるのがイイ。

ご飯にものせてみたけど、こぉゆう系の麻婆豆腐は丼にして食べるより、セパレートで食べる方が良いんだよな。

フードコートで食べられるお手軽中華。
ごちそうさまでした。

◆ぐるなび
創造中華 横浜華星ジャンル:中華料理
アクセス:近鉄けいはんな線荒本駅出口1 徒歩2分
住所:〒577-0011 大阪府東大阪市荒本北2-3-22 イオン東大阪店1F(
地図)
周辺のお店:
ぐるなび 東大阪×中華料理情報掲載日:2016年2月28日
◆食べログ
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100年以上も昔の1914(大正3)年に開業した近鉄瓢簞山駅。
駅東側で交差する旧国道170号線は、ここと長崎県長崎市の国道324号線の2ヶ所しかないという、全国でも珍しいアーケードが架かった国道だ。
線路をはさんで南側にジンジャモール、北側はサンロードという商店街になっていて、この商店がビッシリと立ち並び買い物客でごった返す商店街の中を、昭和40年代には近鉄バスが行き来していたものである。
そのサンロード商店街を北に抜けた、マックスバリュ…以前はジャスコで、その前はスーパー・シロがあった辺りに「さぬき 志度」はある。
うどんや丼ものもだが、定食やセットの種類も多いし、餡かけオムライスなんてのもあって、なにを食べるか考えるだけでも楽しくなる。

ん?今週はカツとじ煮定食が安くなっているのか。
危うく見落としてしまうところだった…(。-_-。)

食べたいものと、サービスになっているものがたまたま一致。
挽き肉、餡かけ、玉子とじ、これオッサン的“三種の神器”なんだな。
小うどん、ご飯、サラダ、小鉢、漬物つき…いただきます。
【オッサン’s セレクション】 カツとじ煮定食 880円→800円
ところどころ半熟になった玉子のとじ加減がイイ。

うどんには刻みノリとネギ。
小サイズとは思えないぐらい結構なボリューム。

ほっこり優しいお出汁のかやくご飯。
うどん屋のかやくご飯ってナンデこんなに美味しいんだろ?
白ごはんも選べたが、どっちかとなればヤッパリかやくご飯を選んでしまうな~

サラダもシッカリついてるのは、野菜不足の身にはありがたい。

小鉢はワカメとキュウリの酢の物。
漬け物も何気に旨い。

カツを起こしてみると、割りと分厚くカットされている。
トンカツはヤッパリ厚みがある方が目でも楽しめてイイ♪

丁寧に揚げられていてとても柔らかく、濃い目のダシでガッツリ旨い。
脂身が少なくアッサリしているが、半分ぐらい脂身でも良いと思ってるオッサン的には、もっとオイリーな感じでも良いかも…(笑)

先代が香川県志度のご出身というだけあって、本場テイストのコシが強く、小麦の風味が強いうどんになっている。
と言っても、本場で食べたことはないが…(笑)

ボリュームいっぱいの小うどんのおかげでお腹もイッパイになった。
以前にカツカレーうどんを食べた時は、ランチタイムもOKだったタバコが、13時半まで禁煙になっていたのもありがたい。
ごちそうさまでした。

◆ぐるなび
さぬき志度
ジャンル:うどん・丼・定食・宴会
アクセス:近鉄奈良線瓢箪山北口 徒歩6分
近鉄けいはんな線新石切駅 バス5分
阪神高速13号東大阪線水走I.C. 車7分
住所:〒579-8041 大阪府東大阪市喜里川町2-20(
地図)
周辺のお店:
ぐるなび 東大阪×ラーメン・麺料理情報掲載日:2016年2月27日
◆食べログ
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大阪市の東成区と隣接している布施界隈は、東大阪市内のただ一つの繁華街と言っても良いエリアだ。
玄関口の近鉄布施駅は、一日の乗降客数が約4万人で、東大阪で一番大きな駅になっている。
当然ながら商店街も縦横に充実していて、高架の下には東に向かって隣駅の河内永和まで続くポッポアベニュー商店街。
線路と交差して北側にはブランドーリふせが、南側には布施本町商店街が延びている。
その布施本町商店街の東側に平行する、プチロード広小路商店街を3分ほど歩いたところに、「中華料理 おぼこ飯店」がある。
ん? おぼ?…おぼナい飯店?…おぼホ飯店?
これでおぼこ飯店と読むんだそうだ。
これだけだったらゼッタイ読めないな~(汗)

お店自体は年季が入ってそうだが、看板やディスプレイはキレイにされている。

庶民的な値段の料理が並ぶ。
平成の時代にラーメンや焼飯が400円だなんて、実に楽しくなるじゃないか。

麻婆丼と迷ったが気分的にカレーって言葉に惹かれてしまった。
では、いただきます。
【オッサン’s セレクション】 カレー焼飯 500円
カレーのスパイシーな香りが漂ってくる。
ボリュームもなかなかのものだが、プラス100円で大盛りにしてもらえば良かった…

シットリした炒め具合、ピリッとしたカレーの風味が香ばしい。
何歳になっても玉子の黄身をトロッとさせる瞬間は楽しいもんだ。

モヤシがタップリのスープも嬉しい。

ワンコインで味わえる幸せ…なかなか良いお店に出会った。
ごちそうさまでした。

カレー焼飯の印象が良かったので、翌日にもまた訪れて今度は定食を頼んでみた。
では、いただきます。
【オッサン’s セレクション】 とり天定食 650円
とり天は6~7個ってところか。
とり唐じゃなくて、あくまでもとり天なんだそうだ。

特製塩をつけて食べる。
サクッと揚がった衣の中はフワフワの鶏肉、熱々をハフハフしながら食べる、美味しい。

ガサッと盛り付けられた野菜炒めには、小エビも入っててチョット嬉しい。
ボリュームもかなりのもんだ。

千切りキャベツにマヨネーズはテッパン。
これに醤油をかけて食べるのが好き。

定食にもモヤシ入りのスープ。
このスープがまたイイ。

あぁ~美味しかった。
ごちそうさまでした。

◆ぐるなび
おぼこ飯店ジャンル:中華料理
アクセス:近鉄大阪線布施駅中央南口 徒歩2分
住所:〒577-0841 大阪府東大阪市足代1-17-5(
地図)
周辺のお店:
ぐるなび 東大阪×中華料理情報掲載日:2016年2月14日
◆食べログ
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伝承されている創建は神武天皇2年(紀元前659年)というから、2000年以上も前から人々の信仰を集め続けている、由緒正しき石切劔箭(つるぎや)神社。
でんぼ(腫れ物)の神さんとして多くの人に親しまれている、その石切神社を電車で訪れるには、近鉄奈良線の石切駅か、近鉄けいはんな線の新石切駅が最寄り駅だ。
100年以上も前の、1914(大正3)年に設置された石切駅からの道沿いは、古くから辻占いのほかに、飲食店やみやげ物屋が軒を並べていて、急な坂道にも関わらず割りと活気のある参道になっている。
それに比べ1986(昭和61)年に開業の、比較的まだ新しい新石切駅の周辺はあまり開けておらず、飲んだり食べたりするのにも選択肢が実に少ない。
そんな飲食店不毛のエリアにあって、オアシスとも思えるのが「立呑み処 居酒屋 一心」だ。
窓がない壁に曇りガラス戸が一枚、中の様子がまったく見えないので、一見さんにはかなりハードルが高い店構えだ。
店内は思ったより広くて、10人ぐらいは周りを囲めるテーブルが4卓ある。
基本は立ち飲みなんだけど、場所によっては軽く腰かけられるよう、鉄製のパイプが設置されてるので長居もOKだ。
アテの種類は結構あるし、なんと言っても生ビールが安い。

その日のオススメはホワイトボードに書いてある。

まずはその生ビール。
昔ながらの中ジョッキの大きさはないが、昨今よく見るグラスかと思うようなスリムなジョッキでもない。
泡の比率が多いのは、値段を考えたらご愛嬌…(笑)
では、いただきます。
タル生中ジョッキ 190円(税抜き)
ブリの仲間のカンパチ。
関西では60cmに満たない幼魚はシオと呼んでいる。
よく締まった身には、ちょうど良い加減の脂も乗っていて旨い。
カンパチ造り 300円(税抜き)
いつものことだが、ビールがススム。

枝豆もつまんでみる。
当たり前だけどビールによく合う。
枝豆 180円(税抜き)
シンプルな味付けのモヤシ炒めは、ボリュームはあるし、豚肉まで入っていてすごくイイ。
もやし炒め 280円(税抜き)
もう一杯だけ…(笑)

これで1500円もいかないんだから、普段使いに何ともありがたいお店だ。
いやはや、ごちそうさまでした。
店名:立呑み処 居酒屋 一心
住所:〒579-8027 東大阪市東山町4-12 石切ビル1F
電話:0729-88-3881
営業時間:17:00~不明
定休日:店舗へお問い合わせください
駐車場:なし
禁煙席の有無:なし
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捕獲した天然の稚魚を養殖で大きく育てる畜養マグロ。
従来のその方法に対して研究を重ね、人工孵化から全てを養殖施設の中で完遂させることに成功したのが近大マグロだそうだ。
その近大マグロが食べられるグランフロント大阪の料理店、「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」は、連日大行列ができるほどの人気ぶりなんだとか。
生みの親になる近畿大学は、日本大学大阪専門学校と大阪理工科大学を、1949(昭和24)年に合併して設立され、これまでに多くのスポーツ選手や芸能人を輩出しているマンモス大学だ。
最寄りの近鉄長瀬駅から大学まで続く約1kmの道のりは、通称「学園通り(大学通り)」と呼ばれ、学生相手の安くてボリュームある飲食店が軒を連ねていて、オッサン達にとっても楽しい通りになっている。
レンガ造りが印象的な西門を出たスグのところに、かの“浪速のロッキー”こと、赤井英和も学生の頃に通ったという「キッチン カロリー」がある。
まだハンバーグやエビフライが特別なご馳走だった、昭和の洋食屋の雰囲気が漂う店先の看板。

メニュー写真が貼られたイーゼルのヘタリ具合も泣かせる。

ポークカロリー?
うん、こってりガッツリの匂いがプンプンしてくるじゃないか。

食品サンプルがホコリまみれになってる店がたまにあるが、そんなお店は料理の味も大したことないことが多い。
この店はキレイに掃除されていて期待がもてる。

お店の中も洗練されてるとは言いがたいが、決して不潔な感じではない。

それにしてもこのテーブルとイス。
クッションがあったりなかったり、なんとも味があってイイじゃないか。
1967(昭和42)年創業というから、当時としてはきっとモダンだったんだと思う。

メニューはごくごくオーソドックッスな洋食が並ぶ。
カレーがたったの430円だなんて、学生だけじゃなく、オッサンのような社会人にもありがたい。

おぉ~っと…この店で4000円のステーキなんて食べる人いるのか?

鉄板で出される料理は、ちょっとスペシャルな気分になれる。

ガチャ鉄板焼きって何じゃらほい?
写真が小さくて分かりにくいが、どうやら野菜炒めみたいだ。

いろいろ迷ったがカツも食べたいし、カレーも食べたいし…で、こぉなった。
体育会系男子たちの胃袋を満たしてきたお店なので、普通サイズでも結構なボリュームがあるらしいのだが?
それでもあれば大盛りを頼んでしまうのが、食いしん坊のサガというやつだ…(笑)
では、いただきます。
【オッサン’s セレクション】 カツカレー(大盛り) 680円
野菜もちゃんと食べなさいよとでも言いたげに、キャベツの千切りがちょこっと添えられている。
ドレッシングじゃなくて、マヨネーズなのが気さくでイイ感じ。

カツの存在が分からないぐらいタップリのカレー。
映像的にはカツを後のせにしてくれた方が良かったのだが…(。-_-。)

カレーは昨今はやりのインディオや東南エスニックな感じではない。
どちらかと言うとモダンでオーソドックスな欧風カレーで、そぉ言えば外で食べるカレーってこんなだったな…って感じが懐かしい。
カツも専門店のものには及ばないが、お肉を食べて元気つけなさいよって、作り手の思いが伝わってきそうな感じ。

時代の流れで食べ物屋はどんどんオシャレになってきたけど、こぅゆう昔ながらの洋食屋さんってヤッパリ良いよな~
ここも後継者がいるのかどうか分からないが、いつまでもこのままの姿を留めて欲しいものだ。
ごちそうさまでした。

◆ぐるなび
キッチンカロリージャンル:洋食屋
アクセス:近鉄大阪線長瀬(大阪府)駅出入口1 徒歩10分
住所:〒577-0818 大阪府東大阪市小若江3-7-5(
地図)
周辺のお店:
ぐるなび 東大阪×洋食屋情報掲載日:2016年2月4日
◆食べログ
関連ランキング:洋食 | 長瀬駅
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